Custom Audio & ETC Box


オーディオのデッキとETCを見えないように
取り付けたいと言うオーナーさんといろいろと
お話した結果、純正でありそうな形状のデザインで、
両方ともすっきり収まるケースを製作しました。
オーナーさんの拘りで、オールスチールで
パテや、FRPを使わないで造型しています。
角のアール処理や、フタの形状、ヒンジ部分の
デザイン等、1つ1つオーナ−さんのイメージに
忠実に製作しました。
まずは薄肉角パイプと0.8mm鋼板で
大まかな形状を作ります。
この時点で、各部の直角平行をキッチリ
出しておきます。
鋼板は治具を製作して曲げてあります。
次にデッキを実際にあわせてみて、必要な部分に
骨を足していきます。
また吊り下げて固定するのに安定しそうなところに
ブラケットを取り付けておきます。
ダッシュの裏側も平らではないので取り付け位置も
先にいい所を決めておきます。
ふた部分の裏側もオーナーさんの拘りで、純正
グローブボックスをイメージして作ってあります。
ヒンジも全体のデザインに合うように製作しました。
薄い材料を使っているので、歪みに気をつけながら
作業します。
そして角を全てアールで仕上げます。
外側は溶接で接いだ所を削って自然なアール
を作ります。谷の部分は、半田を盛ってから
リューターを使って形を整えます。
ポート削るより面倒ですね。
最後に板金屋さんで塗装をして頂きました。
サフェーサーを多めに使って細かい傷やデコを
取ってもらいました。
純正のロックにリアルエンピプルを使ってます。
裏側は脱着式の蓋にしてあるのであとで
配線を処理するときもラクですね。